My roots

幾千年前からの自分のルーツを見つける”旅”の記録です。

ここに来て動いたこと

夫の父親の初盆が終わって、幾日か過ぎてから 夫の姉から夫に連絡がありました。

 

生き別れになっていた 夫のお母さんと、連絡が取れたと言う事。

 

夫たち兄弟は 幼い頃に 母親が家を出ていて、理由は「母親が他の男性と駆け落ちした」と祖母から聞かされていたのです。

 

 

実際は 少し違っていました。

駆け落ちした訳ではなかった・・・

 

 

実は・・・私は 夫の親族から聞いた話などを合わせて 原因は その祖母と父親ではないかと思っていました。

悪玉は祖母だな?と 思っていたのです。

 

 

今は 全く離れた土地で 一人で暮らしているようでした。

この地を離れてから、一緒に暮らした男性はいたようで、その方は 数年前に亡くなって 今は 一人だと言う事。

 

何十年と消息不明だった訳ですから・・・驚きです。

 

夫の父が亡くならなければ 探せなかったお母さん。

家ではお母さんの話は タブーだったみたいです。

 

子供を置いて出て行った事を 姉は「何故?○○(夫の事)だけでも」と聞いたようですが、女性が手に職もなく その当時 生活していくのが無理だったと言われたそうです。

 

私もそれは 常々思っていました。

 

子供を置いて行きたい訳ではない。

連れて行く事で貧困な暮らしをさせるのが幸せか?と思った時に どうだろう?と。

 

自分が大人になって母親になり、周りのシングルマザーを見ていて 無理に子供を引き取って 経済的にも苦しく、子供に目も手も掛けてあげられず 辛い思いをしている子供たちを何人か見てきているから そう思うのです。

 

理想はきっと「貧しくてもお母さんと一緒が」

誰もが言うセリフでしょう。

 

現実は どうだろう?

やっぱり経済的に 足りていないと 決して幸せとは言えない事ばかりの世の中・・・

 

私は、以前から 夫にはそう言って来ました。

 

お母さんはあなたたちを置いて行きたかった訳じゃないんだと。

 

夫が、私に対して 人格否定とか 職に就くことを嫌がる原因は 『お母さんが居なくなった事』だろうと、ある専門の方に相談した時に言われていました。

 

私が体調不良の時に 不機嫌になったり 無視するのは 『お母さんのように、居なくなってしまったら怖い』と 言う 深層心理だと。

 

私としては、お母さんに会うとか 話をした方が良いのではないかと思ったのですが、夫は 「話す必要も無いし、会う事もない」と言いました。

 

お母さんが生きていて 声を聞こうと思えば 連絡取れると分かったのに・・・

 

今、夫は抵抗しています。

 

でも、今回の事で 何かが動き出した・・・と 思いました。

 

どう転ぶのかは分かりません。

 

だけど、止まっていた事が動き出したのは 間違いないでしょう。

 

何かが起きる・・・そんな気がしています。