My roots

幾千年前からの自分のルーツを見つける”旅”の記録です。

何故、私ばかり・・・

『怒涛の 数ヶ月』

 

この表現がぴったりな その頃の私の境遇。

 

まさか?な状況で 急に実母の介護と言う現実が現れました。

そしてそれは 実に過酷で 気持ちを保つ事が精一杯、私の身体は 悲鳴を上げていました。

 

なぜなら、子供の事でも色々と・・あった上に、実母の介護で私の妹が これまた精神的に追い詰められて・・もちろん、夫の協力なんて得られません。

 

子供のケア、実母のケア、実妹のケア・・そして、仕事に家事に・・・

 

自分も万全ではない、寧ろ 体調不良で受診した病院の医師からは「休息を取ってください。ストレスを溜めない様に」とのお達しがでるような体調で・・

 

孤軍奮闘に近かったと思います。

 

必死でした。

 

当時の職場の上司がとても理解あったので 時に話を聞いてもらったりもしましたが、現実に立ち向かうのは私なのです。

 

子供の事も・・夫は 荒れる子供に対して 火に油を注ぐ様な事を言ったりして 益々状況が悪くなる。

 

そんな中でも時に彼に用事で会う事がありましたが、いつものように プライベートな話は一切しませんでした。

 

程なくして、彼は その職場内で昇格するのでした。

 

そんな私とは対照的に 幸せの道を・・もちろん彼自身が努力してきた結果なのですが・・

 

では、私は 全然努力が足りないから こんな不幸としか思えない状況に襲われてしまうのか?

 

自分が、自分ではベストを尽くして来てと思っているのは 思っているだけで 何も残せていないのか・・・

 

こんな惨めな自分を知られたくはなかったので、何があっても彼には 知られない様に 会う用事の時は 努めて普通に振舞っていました。

 

唯一・・彼の職場に行けば あの人の姿が見える・・

そして、やはり絶妙に現れてくれる・・

あの人の姿を見て 癒されて そしてまた現実に立ち向かう・・・当時は そんな感じでした。

 

最初の頃に、彼に用事が出来る事は 彼と会える、話が出来ると 心の支えになっていたのがいつしか・・あの人の姿を見つけたい・・そんな気持ちになっていたのです。