My roots

幾千年前からの自分のルーツを見つける”旅”の記録です。

何を望んでいるのと聞かれて

空前の 大バトルで 子供が堪りかねて私に言った。

 

「お父さん、努力するって言ってるよ?なのに離婚するの?全然意味がわからない!じゃあ お母さんは お父さんにどうして欲しいのさ?」

 

と、言われて一瞬 答えに詰まった。

 

どうして欲しいのだろう。

 

が、すぐに答えは出ました。

 

「もう、一緒に住みたくない。今回の事だけで言ってるんじゃないよ?もう、10数年前から 全然変わってないお父さんと もう一緒に暮らしたくない。助けてくれるでもなく、親戚の事でも嫌なことばかりされて来て 面倒がおきたら全部私に丸投げ。そんなの どうやって信じるの?もうこれ以上 犠牲になりたくないよ。お母さんの味方した事ないでしょう?そんな人を どうやって信じるの?今まで何度 同じ思いをして我慢してきたと思うの?」

 

今更、もう手遅れ。私の堪忍袋なんてとうに限界をこえている。

 

だから、夫から解放して欲しい。

子供ときちんと向き合って欲しい。

ただ甘やかしたり、贔屓したり、金銭を掛ければそれが愛情と思っているのは 愛では無いんだと 分かる必要がある。

 

自分が育った家庭で 与えられなかった悲しみや愛情は 子供に押し付けるものではない。

本当に 子供が何を求めているのか?

子供と夫は 別人格と言う事を理解しなければ。

 

 

子供は必死に止めようとする。

 

「この先、あなた達が 家から巣立った時 お母さんはお父さんと2人で暮らす事になるんだよ?それが どう言う事か わかるよね?10数年 変わらなかった大人が 今更 変わると思うの?あなたの妹が死んだ時から・・・子供が死んでも変わらない、誰に諭されても何を言われても 変わらなかった人が このまま私が居て 変わる訳がないでしょう?」

 

子供は「まあ・・・そうだけど」と。

私が言っている事を否定しなかった。

分かっているから。

自分の父親がどのように 私を粗末にして来たか 見て育って来たのだから。

 

私がこの家にいれば 子供たちも 変われない。

このまま 『共に生きる相手には 何をしても良い』と思って育って行く事になる。

 

私も命を削っていく。

 

この命が惜しいとか 生きて居たいから 離婚したいのではない。

今、離婚して一人で生きて行くのに この身体では いつまで長く生きられるか分からない。

案外、早くに死ぬのかもしれないけれど

 

この家にいて、全く信用出来ない夫に こんな扱いを受けて 自由も無く たとえ体調が悪くても何も助けてもらえずに 命を落とすのなら

 

最期に 少しでも 自由になりたい。

 

この先の命が短くても 精一杯 自分がやり切ったと思えるくらい 仕事も やりたかった事も 手掛けて 悔いを残したくない。

 

ただ、それだけの気持ちで いるのです。

 

もう、夫には 寸分のチャンスもありません。

本当に、今更 のこと・・・・なのです。