My roots

幾千年前からの自分のルーツを見つける”旅”の記録です。

離れていく

数日前も夢に彼が現れました。

何やら楽しい会に一緒に参加している プライベートの彼と私。

楽しそうに笑って会話している。

目覚めてから 嬉しいとも思わず、何で夢に現れてくるのだろう・・・と思った程度。

 

その3日後。

 

偶然彼に遭遇した。

  

心が 離れて行くような感覚になったのは 意図せずして 彼に偶然遭ったその時。

 

以前のようなドキドキも嬉しさも全く無くて 浮かんで来たのは「貴方に遭うこと、今 意図してない。会いたいのは・・・貴方じゃない」と思った。

 

色褪せていく・・・彼に遭って モノクロに見える景色・・・

  

会いたいのは 彼では無い・・・

 

彼が現れる気配も全く感じなかった。

あの人が現れないかと思っていた。

でも、もうあの人に遭うことも無いんだって 諦めもあった。

期待しても無駄なことで 私があの人を追い求めていれば・・・もしあの人が 対の相手であれば もっと離されていくんだろうと考えていたその時に彼が現れたのだった。

 

この感情は何だろう?

嬉しくないのか・・・嬉しくないと思おうとしているのかな?

それともちょっと違うような感じがする。

 

その翌日。

 

彼に会う約束が入っていた日・・・

 

以前のように 「行きたくない」「会いたくない」と思っている事に気付いた。

傷つけられるのが怖いのか?違う・・・

 

軽い緊張があるか?いや・・・

 

変な動悸もなく 緊張感もなく

 

かと言って 会える嬉しさも 私の困りごとにどんなアイディアを出してくれるだろうか

とも思わなくて

 

私は ここに来る意味が無い。

 

そう言う事ではないか?と思った。

 

彼では無い。

 

以前の、全く意思疎通出来ない感覚・・・彼は恐らく変わっていない。

それよりも 久しぶりに会って ゆっくりと時間を取って 私の相談に乗ってくれていたと 後に気づくのですが

 

私自身が・・・私自身の中で 彼じゃない と、感じているように思った。

 

そんな事を思っていたからなのか・・・やっぱり彼は以前のような・・・このままでは権力者として存在するのでは無いのかと感じるような言動も出てきて

 

夢だったのか・・・

 

彼が成長したと感じたのも、私よりもずっと高尚な精神の人だと感じたのも

 

あの人が居た時と違う。

 

昔の・・・冷酷な彼が垣間見えるような感じがあったようにも思った。

 

私が逆らえば、歯向かえば 叩き潰されると感じた 過去の出来事のような。

 

彼の前で ニコニコ笑っている私で有れば 彼は機嫌良く 甲斐甲斐しい。

 

だから 違うんだと感じる。

 

そんな対等ではない立場は 対の存在ではない。

 

私は支配される存在では無いのだから。

 

だから・・・彼じゃない。そう感じたのかも知れない。

 

少しずつ 離れていく。

 

彼から離れる時が来ているように感じる。